【資格取得!】施工管理技士「~土木施工管理技士編~」

【資格取得!】~1級土木施工管理技士編~

こんにちは!

本日は【資格取得!】~○○編~をお送りします。

建設業で役立つ資格は、キャリアアップや転職に有利です。
例えば、以下のような資格がありますのでご紹介します!

国家資格・・・技術士、建築士、測量士、監理技術者など
建築士・・・1級建築士、2級建築士、木造建築士の3種類。
それぞれ設計や監理できる建物の規模が異なる。
1級建築士の合格率は例年10%程度と難易度が高い。
施工管理技士・・・建築施工管理技士、土木施工管理技士、
管工事施工管理技士など。
建築施工管理技士は工事全体を管理する資格で、建築分野では必須とされている。
その他・・・電気工事士、電気主任技術者、宅地建物取引士、
CAD利用技術者などの資格も建設業で役立つ。

このようにたくさん資格の種類がありますね🧐

ということで!
建設業に関わる資格をランダムにお届けしていきます。

今回は「~1級土木施工管理技士~」
引き続き過去問.comサイトからお届けします!
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1級土木施工管理技士HPより引用

では早速問題にいきましょう!

1級土木施工管理技士試験 令和7年度 問1(問題A ユニットa 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

下図の土の構成を表した模式図の記号を用いて、「湿潤密度ρt」と
「間隙率n」を求める式の次の組合せのうち、適当なものはどれか。

問題文の画像
①ρt=m/V  n=(Vv/V)✕100
②ρt=mw/V  n=(Vw/Vv)✕100
③ρt=m/V  n=(Vw/Vv)✕100
④ρt=mw/V  n=(Vv/V)✕100

 

この問題で適当な組合せは、
「ρt=m/V  n=(Vv/V)✕100」の選択肢です。
湿潤密度ρtは「土全体の質量÷土全体の体積」、間隙率nは
「すきまの体積÷全体の体積」で表すからです。

 


選択肢1.
ρt=m/V  n=(Vv/V)✕100

湿潤密度ρt(しつじゅんみつど)は、
土全体の質量m(固体+水+空気)を、土全体の体積Vで
割ったもの
です。
したがって、式はρt=m/Vになります。
間隙率n(かんげきりつ)は、
土の中のすきまの体積Vvを、土全体の体積Vで割ったもの
(%表示なら✕100)です。

したがって、式はn=(Vv/V)✕100になります。
どちらも定義どおりなので、この選択肢が適当です。

選択肢2. ρt=mw/V  n=(Vw/Vv)✕100
ここでmwは「水の質量」、Vwは「水の体積」、
Vvは「間隙の体積」と考えられます。
・湿潤密度ρtは、水だけの質量ではなく、土粒子+水+空気を
含めた「土全体の質量m」を使います。
この選択肢は水の質量mwしか使っていないので、湿潤密度の
式としては誤りです。
・n=(Vw/Vv)✕100 は、すきまの中でどれだけ水が満た
しているか(飽和度)を表す形で、
これは「飽和度Sr」に近い
考え方です。
間隙率nは「Vv/V」なので、ここも違います。
したがって、この組合せはどちらの式も不適当です。

選択肢3. ρt=m/V  n=(Vw/Vv)✕100
・湿潤密度については、ρt=m/Vなので、ここは正しいです。
・しかし、n=(Vw/Vv)✕100 は、先ほどと同じで
「すきまのうち水が占める割合」=飽和度の式の形です。
間隙率は「Vv/V」で表すので、間隙率nの式としては誤りです。
片方は合っていますが、もう一方が違うので、この組合せとしては
不適当です。

選択肢4. ρt=mw/V  n=(Vv/V)✕100
ρt=mw/V
分子に水の質量mwしか入っておらず、土粒子の質量msが
抜けています

湿潤密度は全質量m=ms+mwで定義されるので、
この式は誤りです。
n=(Vv/V)✕100
こちらは間隙率の定義どおりで正しい式です。
間隙率の式は正しいですが、湿潤密度の式が誤りなので、
組合せとしては不適当です。

正解は選択肢1.でした。 

まとめ
土質力学の問題では、記号の意味と「どの体積・どの質量
を使うのか」を丁寧に整理しておくことが大切です。

 

 

1級土木施工管理技士試験 令和7年度 問8(問題A ユニットb 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

TS(トータルステーション)・GNSS(全球測位衛星システム)を
用いた盛土の情報化施工に関する次の記述のうち、適当でないものは
どれか。

①盛土の締固め管理システムの適用可否は、施工現場の立地・地形条件が
原因となる計測障害の有無、対象土の土質が締固め回数によって管理する
ことが困難ではないこと等を確認し、判断する。

②施工管理に用いるTS又はGNSSは、現場内の座標既知点において正しい
座標を計測できることを実測により確認し、精度が確保できない場合には、
機器で再確認するか、従来の管理方法の採用を検討する。
③盛土材料のまき出しは、盛土施工範囲の全面にわたって試験施工で決定
したまき出し厚さ以下となるようにし、その厚さは、TS又はGNSSによる
締固め回数管理時の走行位置による面的な標高データを記録する等、適切に
管理する。
④現場密度試験は、試験施工と同様の品質で所定の含水比の範囲が保たれる
盛土材料を使用し、所定のまき出し厚・締固め回数等で施工できたことを
確認できる場合であっても、規格値を満足しているか確認するため必ず実施
する。

 

適当でない記述は「現場密度試験は…必ず実施する。」と書かれている文です。

TS・GNSSを使った情報化施工では、試験施工で十分な関係を確認し、
まき出し厚さや締固め回数などが管理できている場合には、現場密度
試験を大幅に削減したり、省略できる運用が想定されています。
「必ず実施する」という書き方は、その考え方と合いません。

 

選択肢1. 盛土の締固め管理システムの適用可否は、施工現場の立地・
地形条件が原因となる計測障害の有無、対象土の土質が締固め回数に
よって管理することが困難ではないこと等を確認し、判断する。

TSやGNSSを使う情報化施工では、そもそも機器が正しく測位できる
環境かどうか
がとても重要です。
・山あいで衛星が見えにくい
・構造物に隠れてTSが視通できない
などがあると、システムがうまく機能しません。
また、土質によっては「締固め回数だけでは管理しにくい」場合があります。
(たとえば、含水比の影響が極端に大きい土など)
このような条件を事前に確認してから、システムを使うかどうか判断する
という考え方は妥当です。

選択肢2. 施工管理に用いるTS又はGNSSは、現場内の座標既知点において
正しい座標を計測できることを実測により確認し、精度が確保できない場合
には、他の機器で再確認するか、従来の管理方法の採用を検討する。
情報化施工で使う測量機器は、座標の精度が確保されていることが前提です。
そのため、
・現場内の基準点(座標既知点)で実際に観測して、誤差を確認する
・誤差が大きければ別の機器や方法で確認する
・どうしても精度が出ないなら、従来の管理方法(丁張り・高さ測量など)
に戻す
という手順は、ごく基本的な考え方です。
したがって、この記述は適切です。

選択肢3. 盛土材料のまき出しは、盛土施工範囲の全面にわたって試験施工
で決定したまき出し厚さ以下となるようにし、その厚さは、TS又はGNSSに
よる締固め回数管理時の走行位置による面的な標高データを記録する等、
適切に管理する。
情報化施工では、試験施工(トライアル)で
・適切なまき出し厚さ
・必要な締固め回数
を決めておきます。
本施工では、その厚さを超えないように管理することが重要です。
さらに、TSやGNSSで
・ブルドーザやローラの走行軌跡
・施工後の標高(高さ)
などのデータを記録して、面としてのまき出し厚さを管理するという
考え方は、情報化施工ならではの管理方法です。
この説明も、システムの使い方として適切です。

選択肢4. 現場密度試験は、試験施工と同様の品質で所定の含水比の範囲が
保たれる盛土材料を使用し、所定のまき出し厚・締固め回数等で施工できた
ことを確認できる場合であっても、規格値を満足しているか確認するため
必ず実施する。
ここが適当でない記述です。
情報化施工のねらいの一つは、
・試験施工で締固め回数や締固め管理値と現場密度の関係を把握しておき、
・本施工では、TS・GNSS付きの機械から得られる締固め回数や管理値
品質を確認することで、
従来よりも現場密度試験の頻度を減らす
(場合によっては省略する)ことにあります。
もちろん、最初の試験施工や要所では現場密度試験を行いますが、
「条件がそろっている場合であっても必ず実施する」という書き方は、
情報化施工による効率化の考え方と合いません。
そのため、この文が適当でない説明となります。

 

正解は選択肢4.でした。

 

 

1級土木施工管理技士試験 令和7年度 問17(問題A ユニットb 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち、
適当でないものはどれか。

①ケーソン基礎は、沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を小さくできるよう
構造的な配慮が行われることから、永続的な鉛直荷重に対し、原則と
して基礎底面のみで支持する。
②摩擦杭基礎は、長期的な鉛直変位について十分検討を行い、周面摩擦力
と基礎底面の支持により所要の支持力が得られるように根入れ深さを確保
する必要がある。
③直接基礎の支持層は、砂層及び砂礫層においては十分な強度が、粘性土層
では圧密のおそれのない良質な層が、それぞれ必要である。
④鋼管矢板基礎は、打込み工法、又は中掘り工法による先端支持とし、
また井筒部の下端拘束を地盤により期待する構造体であるため、支持層への
根入れが必要となる。

 

適当でないのは、
「摩擦杭基礎は、長期的な鉛直変位について十分検討を行い、周面摩擦力と
基礎底面の支持により所要の支持力が得られるように根入れ深さを確保する
必要がある。」
という記述です。
摩擦杭基礎は、鉛直荷重をほぼ周面摩擦力だけで負担させる基礎であり、
「基礎底面の支持」まで前提にしてしまうと、支持杭基礎の説明に近く
なってしまいます。

 

選択肢1. ケーソン基礎は、沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を小さくできるよう
構造的な配慮が行われることから、永続的な鉛直荷重に対し、原則として
基礎底面のみで支持する。

これは適切な内容です。
ケーソン基礎は、沈めるときに周面摩擦が小さくなるように形状を工夫します。
そのため、設計上は、鉛直荷重は基礎底面の地盤反力で支えるものと考える
のが基本です。
周面摩擦も実際にはありますが、鉛直支持力としてはあまり当てにしない
考え方です。

選択肢2. 摩擦杭基礎は、長期的な鉛直変位について十分検討を行い、
周面摩擦力と基礎底面の支持により所要の支持力が得られるように
根入れ深さを確保する必要がある。
摩擦杭基礎は、その名のとおり「杭の側面(周面)の摩擦力」で鉛直荷重
を支える基礎
です。
設計のポイントは、周面摩擦力だけで必要な支持力が確保できるように、
根入れ長さを決める
ことです。
文中の「周面摩擦力と基礎底面の支持」という書き方だと、
先端支持力もあわせて期待する“支持杭基礎”の説明に近くなってしまいます。
したがって、「周面摩擦力により所要の支持力を得られるように根入れ深さ
を確保する」
とするのが適切で、「基礎底面の支持」を含めるのは不適当です。

選択肢3. 直接基礎の支持層は、砂層及び砂礫層においては十分な強度が、
粘性土層では圧密のおそれのない良質な層が、それぞれ必要である。
これは適切な内容です。
砂・砂礫層では、せん断強度が大事なので、十分な強度をもつ層を支持層
として選びます。
粘性土層(粘土など)では、長期的な圧密沈下が問題に
なりやすいため、
圧密による大きな沈下のおそれが少ない良質な層を選ぶ
必要があります。
直接基礎では、支持層の強度と沈下特性の両方が重要に
なる、という考え方に合っています。

選択肢4. 鋼管矢板基礎は、打込み工法、又は中掘り工法による先端支持
とし、また井筒部の下端拘束を地盤により期待する構造体であるため、
支持層への根入れが必要となる。
これも適切な内容です。
鋼管矢板基礎は、鋼管矢板を円形などに並べて「井筒」のような形にした
基礎です。
その支持方法は基本的に支持層に先端を根入れして先端支持と
する
という考え方です。
同時に、井筒の下端は地盤により拘束されると考えるため、確実に支持層
まで根入れする必要がある
と説明するのは妥当です。

 

正解は選択肢2.でした。

 
では本日はここまで!

また次回の【資格取得!】~○○編~をお楽しみに!
資格取得に向けて一緒に頑張りましょう\(^o^)/

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